監督:ウッディ・アレン
CAST:ジョナサン・リース・マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン 他
ロンドン。テニスのコーチをするアイルランド人のクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、何か大きな成功を得たいと願う野心家。彼はある日、彼がテニスのレッスンをしたトムに家族を紹介される。トムの父親は名の知れた大企業の社長。そしてトムの妹クロエに見初められたクリスは、彼女と付き合うことに。そんな時、クリスはトムの婚約者ノラ(スカーレット・ヨハンソン)に出会う・・・・
窮地に追い込まれた時人の運命はどう転ぶのか、それはネットに引っかかったテニスボールがどちら側のコートに転ぶかで試合が決まる様・・・・
女か名声か、運か努力か・・・テーマとしては良くある話なんだけど、何とも言えない余韻の残る作品でした。
古いレコードから流れるオペラのBGMがそれぞれの場面を美しくSEXYに、そして切ないようなやりきれないような色に彩り、とても印象的。ほんとに音楽って大事ですね。
私はジョナサン・リース・マイヤーズをこれまで『楽園をください』と『タイタス』、『ベルベッド・ゴールドマイン』などで見ましたが、いずれもアンニュイですねたイメージ。
無表情な感じの顔立ちがそう言う役にとても合っていました。
それがすっかり大人になられて私の持ってたこれまでのイメージから一転、本格的な演技の出来る役者さんになったんだなぁ~と実感です。
あぁ『MIⅢ』では何だか勿体無いぐらい脇でしたけども(^^;)
この作品を見た後に残る何とも言えない余韻は、おそらく彼の色っぽい思わせぶりの綺麗な目のせいでもある様な気がします。
で、やっぱりモテモテ女、フェロモンムンムンのスカーレット・ヨハンソン。
ウッディ・アレンにいたく気に入られての出演とか。もちろんいわずもがなの無敵のお色気です。なかなか見せてくれないけど(^^;)