原作:東野圭吾 CAST:山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二 他
STORY:剛志(玉山鉄二)と直貴(山田孝之)は両親を亡くし、剛志の収入だけで兄弟2人で細々と暮らしていた。しかし腰を痛め勤められなくなった剛志は、ある日強盗目的で他人の家に押し入り人を殺してしまう・・・
原作を読むとどうしても映画を見ながら原作をたどってしまいます。
そしてそれが、なかなか面白かったりもします。
多くの場合、もちろん映画用にある程度はアレンジされているでしょう。
それがしっくり来るか来ないかは、それぞれ見る側の受け取り方によって違ってくると思います。
で、この作品の場合ですが、私的にはその設定の変更に正直戸惑ってしまいました。
大筋では原作通りなのですが細かい設定が違っていて、特に直貴の目指す夢が原作と異なっている部分にはどうしても違和感を持ってしまいました。
そして、それによって一体あのラストへどうストーリーが運ばれるのか・・・
その着地点がどんな風になるのか、楽しみでもあり不安でもありました。
そしてラスト・・・・結局泣かされていました・・・はは(^^ゞ
「ふ~ん・・・そうなるのかぁ・・・」
原作とは違う着地でしたが、それはそれで泣けました。
おそらく役者さんの演技・・・山田君も良かったけど、兄役の玉鉄の演技にやられたかなぁ・・・
数少ない登場シーンだけど、あの男前にあんな哀しい演技されるとねぇ。
それと、沢尻エリカちゃんはやっぱり上手いと思います。
ただね、『パッチギ!』より関西弁が下手になってたよ~(苦)
どうしても関西人はそこが気になってしまいますわぁ・・・(汗)
やっぱり私には、原作の「手紙」とは「別のもの」という感覚は拭えません。
別に悪い意味ではなく・・・
今回ばかりは、原作を知らないで見た方が純粋に感動できたのかも知れません。
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