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モントリオール国際映画祭グランプリ受賞 STORY:元教師の安田松太郎(緒方拳)は妻を亡くし娘からも見放され、安アパートに1人で暮らし始める。松太郎の隣室には水商売風の女とその子供が住んでいたが、幼い子供はいつも1人で廊下にいた・・・ 『エラゴン・・・』を今年の見納めと書いておきながら、見てしまいました~(^^ゞ どうしても見たくて、この作品。 でですね、もうダメっす・・・私、大泣きです、グチャグチャです・・・頭ガンガンしてます・・・ 恥ずかしながら嗚咽がもれそうになりました・・・・(爆) とにかくもう、何もかも辛くて・・・・痛くて痛くてグサグサ来ました・・・ 家族の絆を築けなかった孤独な老人、酷い虐待を受けている子供、 子供に愛情を注ぐことを知らない母親、生きていることに絶望する若者。 皆それぞれギリギリの生き様。 その姿は、私達のすぐ近くの人が、イヤもしかしたら私達自身が いつかはそうなるかもしれない他人事ではない姿。 とてもとても刺々しくて痛々しくて、みんな割れガラスの上を歩いている。 そんな地獄の中で、後悔を背負った老人は、傷だらけの天使を「散歩」に誘い、 その行き先は決して明るくないかも知れないけど、そこには与えるはずの、 そして与えられるはずの確かな「愛」が流れていました・・・ この作品、奥田瑛二さん監督で、モントリオール国際映画祭でグランプリを 獲ったことで話題になりました。 残酷でシリアスなテーマが描かれているのだけど、 背景に映し出される景色は実に美しく、音楽もとても良い。 傷だらけの人間達と絶景、その陰と陽の対比が素晴らしかったと思います。 主演の緒方拳さん。昔から大好きな役者さんです。 この作品を見ると、彼が若い頃に演じた『鬼畜』を思い出してしまいますが、 この度はその逆の立場での役どころ。 お年を召されたなぁ~とつくづく感じましたが、さすがの演技です。 そして虐待を受けている少女を演じた杉浦花菜ちゃん。 「子供は全部持っていく」の定説通りと言ってしまえばそれまでですが、 その表情や一言一句にビンビン来てしまいました。 とにかく親として見ても人として見ても、キツイ作品。 愛して欲しい、愛したい・・・でないと人は「人」として生きていけない・・・・ 「長い散歩」の映画詳細、映画館情報はこちら >> ●ブログランキング☆BITZ ↑ポチッとして下さる皆様、ありがとうございます☆
by non_non21
| 2006-12-23 17:01
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