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不滅の恋 ベートーヴェン デラックス版 ゲイリー・オールドマン / / ジェネオン エンタテインメント CAST:ゲイリー・オールドマン、イザベラ・ロッセリーニ 他 STORY:1827年、作曲家のベートーヴェンが死去する。その後、「私の楽譜、財産の全てを“不滅の恋人”に捧げる」と書かれたベートーヴェンの遺書が見つかる・・・ 去年末に『敬愛なるベートーヴェン』を見て、俄然興味が出てきて借りてみました。 ゲイリー・オールドマンだし、以前から見たい作品ではあったんだけど。 あぁ、DVDが無くビデオでの鑑賞ってのがちと残念だったけど(苦) 『敬愛なる・・・』では、命尽きるまで音楽へ情熱を傾ける晩年のベートーヴェンが、 そしてこの『不滅の恋・・・』では、文字通り恋に生きるベートーヴェンが描かれています。 どうしても前者を見たところなので比べてしまうのですが、 どちらもそれぞれに良さがあって、いずれにしてもベートーヴェンと言う才能ある 変人の生き様に終始見入ってしまいます。 とにかく彼は余程の変わり者だったのか、嫌われていたのか、 両方の作品で共通してるのはその傍若無人振り。 口を開けば皮肉を言い、時には暴君となる。 生涯独身を通した事や、『敬愛なる・・』などでの薄汚い彼を見る限りでは、 確かに女心なんて全く理解できそうにない人に思えます。 でも、『不滅の恋・・』でのベートーヴェンはモテモテ。 類い希なる才能と情熱的な演奏に惹かれる女性が次々と現れます。 実のところベートーヴェンという人は優しい人間で、常に異性との噂が絶えなかった と言う話もあるそうなので、やはり彼の音楽人生は「恋」無くして語れないのかも知れません。 誰もが知る「エリーゼのために」と言う曲があるほどだし。 ともあれ、聴力をなくしていった事と、甥を溺愛するようになってから 生活が変化したのは間違いなさそうですね。 エド・ハリスのベートーヴェンも素晴らしかったけど、流石にゲイリー・オールドマン。 色っぽくて情熱的で、このベートーヴェンは確かに1人の男性として魅力的。 無神経で無骨なはずなのに、「不滅の恋人」に宛てた遺書は何とも詩的でロマンティック☆ この作品で語られた「不滅の恋人」に関してはあくまで物語に過ぎないのでしょうが、 それでもあの情熱的で孤独なアーティストにはぴったりの、切なくやりきれない展開。 この作品は、偉大な作曲家ベートーヴェンを主役とした「ラブストーリー」。 不器用な男の不器用な生き方に胸が痛くなりました・・・ そして、ゲイリー・オールドマンのピアノ演奏シーンは圧巻です! ●ブログランキング☆BITZ ↑ポチッとして下さる皆様、ありがとうございます☆
by non_non21
| 2007-01-11 11:19
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