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ヴァージン・スーサイズ 監督:ソフィア・コッポラ CAST:キルスティン・ダンスト、ジェームズ・ウッズ 他 STORY:1970年代半ば、アメリカ郊外の住宅地。高校の数学の教師をしているリスボン家には、5人の美人姉妹がいた。ある日、13歳の末娘、セシリアが自殺する・・・・ ソフィア・コッポラ監督の長編第一作。 淡々としていながらも何とも言えない余韻が残り、実に彼女らしい作品ですね。 なんだろうなぁ・・・『ロスト・イン・・』もそうなんだけど、この人の作品って、見てるときは あまり何も感じないんだけど、後でしばらく心に残るんだなぁ・・・ この作品も、そんな不思議な魅力があります。 敏感で危なっかしいティーンエイジャーの女の子達のお話。 この作品、この女の子達のご近所に住む同年代の男の子の回想と言う形のナレーションで 進みますが、それがまたなかなか面白い。 この年頃って同年代と言えども、女子と男子ではえらい違いだと言うことがよく分かります。 そして彼らは、この美しい姉妹達に興味津々。 近づきたい、でも近づけない・・・理解したい、でも理解できない・・・ それぐらい彼女達は美しくて謎めいていて、神秘的な存在。 でも少年達の可愛い妄想とは裏腹に、女子はとてもナーバスで大人で深刻なんです。 このお話自体は1970年代が舞台だけど、10代の子達の心の問題は、 今尚取りざたされるシビアな事。 うちにも今年10歳になる娘がいるけど、いずれこんな日が来るのかと思うとちょっと恐かったりして・・・ 私自身、10代の頃は、親への反発、好奇心、見栄、お友達との確執などなどで、 いっぱいいっぱい悩みました。 そんな時代の子供達を、大人は大きく受け止めて見守ってやらなければならない。 親にとってもまた、ハードな時期なのですね・・・・ この作品のキルスティンはこれまで見た中で一番可愛く見えたな。 姉妹の中でも一番破天荒で、でもやっぱり親には逆らえないという難しいキャラだったけど、 なかなかグ~でした。 そのお相手のジョシュ君のウィッグ姿にはちょっと笑えたけど(^^;) 音楽も70年代にヒットしたものが多く、ソフィア・コッポラならではのセンスが生かされた作品でした。 non的お気に入り度:★★★☆ ●ブログランキング☆BITZ ↑ポチッとして下さる皆様、ありがとうございます☆
by non_non21
| 2007-03-28 23:18
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