監督:マーク・フォスター CAST:ウィル・フェレル、ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン 他
STORY:国税庁の会計検査官のハロルド(ウィル・フェレル)は、毎日規則正しく淡々と日々を過ごしていた。ある日、そんなハロルドが普段と同じように歯を磨いているとき、どこからか彼の行動を文学的な表現で説明する女性の声が聞こえてくる・・・・
ウィル・フェレルと言えば、これまでぶっ飛んだキャラしかお目にかかったことが無く、
この作品でもすっかり笑わせてくれるものと思っていました。
んが、それを期待すると大はずれ。
確かにウィルさんのお顔は相変わらず怪しくて笑いたくなるんだけど、
この度彼が扮している役所は至って真面目。
フツーの男。フツー過ぎるぐらいフツーの男。
そんな超フツーな男に巻き起こる、ファンタジックな出来事のお話。
そのファンタジーに翻弄され、時計のように動いていた男が変わっていく・・・
笑いを期待するとそれないけど、違う意味でこれはまた面白くて良くできたお話。
実は昼食後鑑賞と言うこともあり、序盤は少々眠くなってしまって・・・(爆)
「今日のウィル・フェレル、面白くないなぁ・・・」
何て事も思ったりしたんだけど、変てこなな事象に襲われた男の行く末が段々気になり出し、
そして彼を応援したくもなってきて、最後は胸がジーンとなりました。
そして、ある女性作家の描く、彼が主人公の物語にすっかりはまってしまう・・・
真面目なウィル・フェレルも意外な姿だけど、なかなか良い感じ。
それでもやっぱり笑わせて欲しいですけど。
脇を固める役者さんが名優揃いという部分も見所。
この作品を更に面白く盛り上げてくれています。
non的お気に入り度:★★★☆
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